通訳経験で優越感は得られなかった

相手がわからないとする英語を訳し、会話の手助けをするというのは優越感があるものだと思っていました。でも、実際にやってみるとビジネス英語をスクールで学んでいたはずの自分の不甲斐なさを痛感したので、あまり良い思い出ではありません。

日本にいたころは、全国模試だったりで良い成績を残せていましたし、大学でもリスニングやスピーキングのテストは良い成績でした。ところが、現地へ行くとそうでもなく、よくある話ですが自分のレベルの低さを感じられました。

話がわからないわけではありませんが、通訳するとなると自分がわかっていることの少なさをより痛感させられます。母語である日本語に直すことでそれがわかるので、まだまだネイティブスピーカーレベルにはなれないのかとがっかりしたものでした。親のおかげで帰国子女になれた人をうらやましく思い、そりゃ苦労もあったでしょうけど、自分がこんなにも努力してきたものをはるかに超えられることが妬ましくもなりました。通訳するなら、簡単なものが良いですね。